かんな日記 そこそこ役立つ医療ネタ

「レボドパ(L-ドーパ)」とは?

こんにちは。
かんな接骨院代表の山崎です。

ここでは「レボドパ(L-ドーパ)」についてお話しさせていただきます。

 

・レボドパとはどんな物質なのか?

レボドパは体内で作られる物質で、ドーパミン(ドパミン)というホルモンなどの前駆物質(ひとつ前段階の状態の物質)として存在します。
体内で作られたレボドパが、脳内でドーパミンへと変換され、神経伝達物質(神経細胞同士が連絡する際に使う物質)として役立ちます。
また、ドーパミンはホルモンとしての役割もあります。

 

 

・レボドパから生成されるドーパミンの作用

ドーパミンは主に脳内の神経伝達物質です。
作用として「やる気を出させる」、「快感や多幸感を得る」、「意欲を作ったり感じたりする」、
「集中力をアップさせる」、「運動調節に関連する」などが挙げられます。

パーキンソン病という有名な病気がありますが、この病気はドーパミンの不足によって起こると言われています。

 

 

・体内のレボドパやドーパミンを増やすには?

①食物から摂取
レボドパは、哺乳類ではチロシンというアミノ酸から体内や脳内で合成されます。
チロシンは一応、非必須アミノ酸に属しますが、体内では必要量を作りきれず、不足しやすいので、
積極的に食物から摂取するのがおすすめです。
チロシンが多く含まれる食品として、大豆製品(納豆、豆腐など)、乳製品(チーズなど)、
ナッツ類(アーモンドなど)が挙げられます。

※非必須アミノ酸:体内で作ることが可能であるため、必ずしもそれ自体を摂取する必要はないアミノ酸

②薬として摂取
パーキンソン病の薬としてレボドパが使用されているそうです。

③その他
ドーパミンは「目標を達成する」と脳内の分泌が盛んになります。
(目標達成 → ドーパミンがたくさん分泌 → 達成感を感じる!)
ですから、小さな目標をいくつも設定し、その目標を達成することが分泌アップにつながります。

また、有酸素運動もドーパミン分泌を促します。

 

 

以上になります。
ではでは!