かんな日記 神社

木宮神社

神川町散策「神社シリーズ」!
本日は雨の為、先日行った渡瀬にある「木宮神社」をご紹介。
かんな接骨院から車で5分程で、カインズホームの向かいにあります。
鎮座地:埼玉県児玉郡神川町渡瀬737
御祭神(推定):久久能智命(ククノチ)
御神徳(推定):森林守護
肝心の木宮神社の由緒の案内板が無く、創建などの歴史が分かりません。
御祭神は神社のデータベースサイト「神社人」で推測されている神様を紹介しています。
久久能智命は木の神様で、屋船久久遅命(やふねくくのちのみこと)として、上棟式で祭られる神様の一つだそうです。
木宮神社というと有名な静岡の来宮神社の旧字でありますので、そことなにかしら関係があるかもしれません。もしくは、このあたりも昔は木々が多かったでしょうから、木を信仰の対象にしたというのはありそうな話で、そこから木宮になったかもしれませんね。
木宮神社
広い境内には社務所、水盤、お祭り用の倉庫らしきもの(宝物殿)、拝殿、本殿、祖神三社殿の他、遊具も設置されています。
木宮神社
木宮神社
木宮神社
木宮神社
木宮神社には関東地方においても、数少ない古式の祭りである、木宮神社座祭というのが、10月14日に行われているそうです。
昭和35年に県選択無形民俗文化財に指定されています。
掲示されている案内板によると、座祭は渡瀬の草分け百姓と伝えられる32戸の旧家が本家筋と分家筋の二つに分かれそれぞれ一戸ずつが組を作って、一年交代で頭屋を務めて(16年で一回り)行われる。本家筋を「真取り」、分家筋を「鼻取り」と呼ぶ。
お祭りとしては、拝殿の前で一の座、二の座、三の座に分かれて座り、稚児により御神酒、赤飯などが給仕される。
案内板の写真からは、親戚の集まりを厳かにしたようなイメージでしょうか。最後には来年の幹事に引き継いで解散といった流れだそうで、静かなお祭りのようです。
木宮神社
もうひとつのお祭りとして、渡瀬の獅子舞があります。
案内板によると、こちらは昭和62年に町指定民俗資料になっています。
稲荷流の獅子舞で、藤岡市の大塚から200年程前に伝授されたそうです。
渡瀬に流行病があった時に厄払いとして松山稲荷に獅子舞を奉納したのが始まりと伝えられている。
4月中旬の春祭、10月中旬の秋祭に行われる他に、7月下旬の八坂神社の例祭にも奉納される。黒獅子、赤獅子、青獅子の三頭の他、花笠、ひょっとこ、カンカチ、天狗、花万灯持ちの役割がある。曲目としては、廻り切り、剣の舞、女獅子隠しなど。
木宮神社
拝殿には絵馬が奉納されているので、お正月は賑わうのでしょうね。
木宮神社
拝殿には龍が彫られています。補修はするのでしょうが、よくこういう細かいところが残っているなぁと感心します。
木宮神社
さらに裏に回ると本殿があるわけですが、その本殿の裏は色鮮やかな鶴と亀に松、竹と縁起の良さそうな彫刻があります。左右にある龍もなかなか。
木宮神社
敷地内には、小浜の小松神社と同じ五角柱の石碑があります。
客分の神様として
天照大神(あまてらすおおみかみ)・・・日本の神様の最高位の神様
大巳貴命(おおなむち)・・・国造りの神、農業神、商業神、医療神、縁結びの神
少彦名命(すくなびこな)・・・国造りの協力神、常世の神、医薬・温泉・禁厭(まじない)・穀物・知識・酒造・石の神
埴安媛命(はにやすひめ)・・・地鎮祭でおなじみの土の神
倉稲魂命(うかのみたまのみこと)・・・穀物の神で、お稲荷さん
が祭られています。
それとお馴染みの猿田彦大神、道開きの神で交通安全のご利益があるそうです。
三社殿という名前から、三社の相殿のような気がするのですが、中が良く分からないので詳細は不明です。
獅子舞と座祭見てみたいですね。さて、次はどこへいきましょうか。