其の1からの続きです。
この世は諸行無常です。
不変なものはこの世にあらず、絶えず変化しています。
平家物語の「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり、沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらわす」は有名です。これを現代風に訳すと「祇園精舎の鐘の音は、世の中に不変はないと言っているように聞こえる。沙羅双樹の花の色は、盛んな者は必ず衰えることを表している。思い上がった者は長く続かない」となり、昔から儚い人生を描いているのですね。
そんな儚い人生を精一杯生きるも良し。
時の流れに逆らい苦汁を舐めさせられるも経験、流れに身を任せ上手に生きるも良しです。
「この時、ああしてたら・・・」
「あの時、こうしてれば・・・」
「たら、れば」の付いた後悔は常にありますが、やり直すことは出来ません。経験として今後に活かすことで豊かな自分になるのだと意識しております。
なんだか解決しない話をダラダラと書き綴ってしまいました。
事務長は常に考えます(悩んでる?病んでる?)。性格上、憂うことばかりですが、こういった人材も必要なんだと前向きに考えております。
もしも患者様が減り売上が下がったら・・・送迎で事故を起こしたら・・・スタッフが交通事故や病気になってしまったら・・・隣に接骨院が出来たら・・・悪いことばかり考えます。
この性格上、スタッフには多大なる迷惑をかけているのは重々承知ではありますが、かんな接骨院のブランド向上のため、更なる飛躍のため、患者様とスタッフの幸せのため、この用心深い事務長がクドクドと小言を言い続けているのです。
(´・ω・`) スマンノー
現状、大勢の患者様の御支持を受け、たくさんの笑顔の花咲く接骨院として営業させていただいております。お陰さまで、薄給ではありますがスタッフに給料を支払うこともできました。社会保険に加入することもできました。10月中旬には新たな接骨院を開院することができるまでに至りました。
紆余曲折を経ながらも、かんな接骨院は順風満帆です。
この良い流れの時に、忙しさを理由に手を抜くのが人間です。
忙しいからと基本作業を疎かにすることで初心を忘れ、殿様商売になることも少なくないのです。
「忙しいから掃除が間に合わない」
「混雑しているから患者様との会話を適当に済ませた」
「少しくらいトイレが汚くても仕方がない」
忙しさを理由に患者様の立場で考えられず、利己的・自分本位での行動に陥ってしまうのです。
あなたの現在の行動は初心と照らし合わせ、恥ずべきではありませんか?
忙しさのあまり妥協に妥協を重ね、利益が出ているのだから・・・と、言い訳をしていませんか?
まさしく盛者必衰の始まりです。
売上が下がってから慌てるは愚かなり 患者様が遠のいてから考えても遅いのです
良い時に浮かれ驕(おご)り、悪くなってから慌てて手を打つも時すでに遅し。
これまでも数々の歴史上の人物が同じ過ちを繰り返しております。
「備えあれば憂いなし」
非常に良い言葉ではありますが、ほとんどの人は憂いてから備えようとするのです。
どこかで大きな天災に遭うと、関係のない人たちまで食料や燃料を買い占めます。東日本大震災の時も水・食料・燃料の買い占めで大混乱が起きました。
しかしメディアでは「がんばろう日本!助け合いだー」などと報じられてます。
このギャップは何?理想と現実?本音と建て前?
考えれば考えるほど、裏と表の乖離を見せつけられるのであります。
そんな事務長の頭の中は、不安でいっぱいです。
常に予測や見通しは悪く考え、最悪の事態に備えます。
事務長の現在は「備えようとも備えられず、憂いてばかり・・・」なのですが、一刻もはやく「備えあっても憂いあり」になりたいものです。
まだまだ心配事は尽きないものですが、堂々めぐりの「事務長の悩み事」をこれ以上付き合わせるわけにもいきません。
今回はこれくらいで失礼したいと思います。
以上、心配性の事務長でした!
(・ω・)/ シンパイダヨー