こんにちは。
かんな接骨院の山崎です。
今回はアイスウェーブのお話しです。
いつも思うのですが、アイスウェーブが一番貼るの難しいですよね。
良い位置にバシッと貼ると、痛みがスーッと変化しますし、
逆に、良い位置に貼れないと効果がまったく無いに等しいですよね。
そんなアイスウェーブによって「ばね指」の症状に変化がみられた可能性がある一症例について報告させていただきます。
今回の患者さんは60歳代の女性です。
当院で他の負傷部位を施術中に「中指を動かすと痛くて困っている」というお話しをされていましたので、
他の施術のついでに中指の症状をみさせていただきました。
症状をみると、「ばね指」のようです。
指を動かすと、カックンカックンと引っかかるような動きがあり、その際に痛みを感じていらっしゃいます。
他の治療法もあるのですが、今回はアイスウェーブパッチを試させていただきました。
まず、最も症状に影響を与えていそうな場所を探しました。
色々と探ると・・・、ありました。
ツボではないのですが、肘前面のシワから数センチ指先の方に向かった所に「筋肉の硬結」が。
おそらく浅指屈筋の筋腹ですね。
そこを押すと「あー痛い、指先まで響く・・・」とお話しされています。
ということで、そこにまず茶色パッチを仮で貼り、刺激を加えました。
次に白色パッチを、更に数センチ指先の方向にずらして(その筋肉の走行に合わせて)、仮で貼り、刺激を加えました。
そのまま10秒・・・
そして、「〇〇さん、ちょっとグーパーしてみてください」と、指を動かしてもらうと、
「う~ん、さっきよりいいかも」とのことです。
(私がみても少し動きが改善しています)
まだ不十分な感じがしましたので、次に白色パッチを短橈側手根伸筋に移してみました。
(結果的に、そこは手三里というツボの近くですね)
で、また10秒ほど待ち、指を動かしてもらうと・・・
「あ、こっちの方が楽みたい」と言うではないですか。
だいぶ指を動かした時の痛みが楽だそうです。
しかも明らかに指の動きが違います。
さっきまで、途中までしか指が曲がらなかったのに、ほぼ完全に曲がっており、じゃんけんの「グー」ができます。
カックンカックンの引っかかりもみられません。
「ではここにしっかり貼りましょう」とお話しして、パッチをしっかり貼りました。
(実際にはアイスウェーブパッチによるツボ刺激で変化がみられたのか、他の要因で変化がみられたのかは分かりません)
今回もそうですが、やはりアイスウェーブの貼り方は「奥が深い」です。
医学的な知識がないと、うまく扱えないことも多いのではないでしょうか?
皆さんも、アイスウェーブをお使いになる時がありましたら、
とにかく色々な所に貼ってみて、一番痛みが楽になる場所をみつけてくださいね。
思いもよらない所に、効果的なポイントがみつかるかもしれませんよ!
それではまた!
※ライフウェーブパッチの製造元であるライフウェーブ社は、パッチに医学的効果があるとは謳っておりません。当然、当院でも「病気に効く」などとは一切説明しておりませんし、パッチの料金は自費施術料金となっております。患者さんへは、論文などから得られた「臨床試験データ」などをお伝えしております。