かんな日記 レジャースポット

三波石峡と矢納発電所

お昼休み神川町散策シリーズ♪
先々週に城峯公園へ行った際は、紅葉が今一つだったのでもう少し先かなぁと思っていたのですが、行きそびれてしまい、三波石峡へ今日行ってきました。
三波石峡
叢石橋に降りてみると、紅葉は終わってますなぁ。
夏に来た時から楽しみにしていたのに(T_T)
少し下って登仙橋に行ってみました。
登仙橋から
三波石峡を望みます・・・紅葉は完全に見ごろを過ぎてますねぇ。
下流を望むと
登仙橋から
こんな感じですが、見ごろ過ぎてます。
来年はこまめに来てリベンジしようと思う次第です。
ところで、いつも何気なく車を停めていた場所なんですが、こんな案内板があります。
矢納発電所跡
「矢納発電所跡」・・・?
そういえば夏に来た時もここにあって、どこにあるんだか分らなかったので、昔ここにあったんだよって案内板だと思っていました。
神川町営バスのバス停もあるのですが、駐車の仕方に気を付けてください旨の看板が目に付いて、何気なく停めていたところが駐車場だったと知りました。
何の駐車場?ということでやはり案内板からも跡地に来た人用の駐車場なんじゃないかと思い、帰ろうとしたのですが車から降りて、周りを探索。
あれっ?あんなところに細い道があるぞ!と近寄ってみると、眼下に廃墟が!
夏に来た時は、うっそうと生い茂る草木で全く気が付かなかったが、今日は発電所跡が良く見えます。
ワクワク半分、一人の心細さ半分。特に立入禁止等の表示がないので、全体が見渡せる場所にちょっとだけ降りてみます。
矢納発電所跡
ハイきた~やばそうな雰囲気と見るか、レトロだねぇと見るか。
別角度でもう一枚
矢納発電所跡
とても一人で近寄れそうな雰囲気でないので、ここらで満足。
後で調べてみたら、建物内は立入禁止だそうです。また私有地とのことですので、近寄らないほうが良さそうです。
廃墟マニアには有名なスポットだそうで、内部の写真なんかも探せばすぐ見つかります。
それにしてもレンガ造りは大正ロマンを思わせ、素晴らしいのですが、手入れがされていないのが非常に残念ですね。
案内板を転記しますと

矢納発電所跡(やのうはつでんしょあと)
矢納発電所は、武蔵水電株式会社が鉄道軌道(川越電気鉄道)の原動力のほかに、東松山市・小川町・秩父方面への電力の供給を目的として、大正3年に建設した埼玉県初の水力発電所である。昭和41年、水資源公団による下久保ダムの建設に伴い廃止となった。
また、この煉瓦建造物は、土木学会より近代土木遺産の指定を受けている。
稼働当時の発電設備機器の概要は、以下のとおりである。
・使用河川 利根川水系神流川
・認可出力 1,100kw
・有効落差 70.85m
・使用水量 2.23㎥/S
・水車 HE-2RS 950kw ホワイト製台
・発電機 横軸回転界碇1,375kwA 芝浦2台
-神川町-

少し調べてみたところ、
武蔵水電(電灯電力事業)→帝国電灯→東京電力
川越馬車鉄道→川越電気鉄道→武蔵水電(鉄道事業)→武蔵鉄道→西武鉄道(西武大宮線)
因みに西武大宮線(川越久保町-大宮間)は省線川越線(現JR川越線)が開業した昭和15年に廃線となっている。
歴史を遡ると、毎度神川町ってスゴイねぇと思います。